不安症・不安障害>パニック障害・全般性不安障害・恐怖症における発作時の対処方法
パニック障害、全般性不安障害、恐怖症などにおける発作時の対処法です。
パニック発作:
動悸、胸痛などが主に起こります。実はこのとき、本人は過呼吸になっていることが多く、そのためにさらに苦しくなっているケースが多いのです。この場合は紙袋やビニール袋に空気をいれ膨らませた物を口にあて、自分の吐き出した二酸化炭素を吸い込ませます。(勿論横から酸素も入るようにしておく)ゆっくりと呼吸するように促します。
そうすることで、苦痛は和らぐ事が多く、発作も早めにおさまることが多いのです。本人の気構えとしては「死ぬことはない」ので「死なない」と理解する事で、死ぬかも知れないという恐怖からは逃れられます。不安は強く出るものの、「死なない」と分かっていればかなり冷静に対処できます。
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パニック発作は大体の場合「胸の違和感」と「頭のじんじんする」ような感覚から始まってくることが多いので、それを感じたらすぐに頓服薬を飲むとか横になるとか、深呼吸することでかなり回避できます。 こういった繰り返しをすることで、発作は少なくなります。 突然起きる発作なので、1人の時も袋を持っているようにするとか薬は必ず持ち歩く事が重要です。
「絶対に死ぬことはない」という知識を持つことです。
ただ、過呼吸は苦しいばかりでなく、体にかかる負担が大きいので何日も人によっては動けなくなる事があります。そのため、袋は持ち歩くことが大事です。薬とビニール袋は「お守り」と呼んでいる人もいるくらいです。 初めて発作を起こしている時の判断は循環器と間違える事が多いのですが、パニック発作は「はあはあ」と短く早い呼吸をしているのが特徴的です。循環器に救急車で運ばれても異常が見つからない時は神経科に行くことが必要となります。
重度の発作:
叫ぶ、幻覚があらわれる、幻聴を伴うパニック発作
これは、あまり無いのですが、重症の場合、起きることがあります。
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叫んでいる場合は叫ばせることが必要です。我慢強い性格のあまり泣いたりしない人が不安障害になった時、叫ぶことがあります。 この場合は好きなだけ、泣かせてあげ、叫ばせてあげること。
不安障害やパニック障害、恐怖症はストレスが主な原因の病気です。 いわば心の中が満杯になり、ごみも大事な物も一緒になった状態なのです。その状態を少し空にするために叫んだり泣いたりする行動に出ることがあります。そばにいる家族はつらいかも知れませんが、その溢れた感情は出してしまう事で改善に向かいますので、無理やり黙らせたりしないほうが良いでしょう。 幻覚があらわれる、幻聴を伴う恐怖症状がある危険なパニック発作は病院に行きます。この場合はいきなり走り出して逃げようとしたり、衝動的な発作になることがあります。本人は幻覚や幻聴に驚き、パニックになっていることもあります。
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状態によっては全く他の人の声が聞こえていない事もあり、目の前の家族を悪魔と取り違え、暴力や破壊行動を取ることもあります。 とにかくこの場合は急いで病院へ連れて行きます。パニック発作と同時に恐怖発作が起きている状態は死ぬことはありませんが、本人は地獄の苦しみです。病院にて点滴や注射を受けると速やかに寝てしまうケースがほとんどなので、気付いたら連れて帰ります。
叫んだり、泣いたりする発作についての特記:
それまで苦しいと叫んでいても意味のない「ワーッ」というような叫びは無かったはずの重症の人が叫んでいたら…好きなだけ叫んだら、ゆっくりとさせてあげることです。 治る過程に入ったと言えると思います。ひどくなったように感じる人もいますが、実は、この激しい感情の揺れが重症の時期にはありません。 無気力な状態がほとんどです。叫ぶ、泣くという事は自分の中に葛藤が生まれたという事です。この発作は本人にとってすっきりとする発作のようです。苦しいのですがこの発作のあと「楽になった」と言う人が多いのです。
発作時の対処として家族が出来る事
絶対に放っておかないこと。構いすぎないこと。
難しいことを言うなと怒られそうですが、泣いている時はそばにいてあげ、悪魔だと叫んでいる時は距離を保つ事が当たり前に必要です。 泣いているときに放っておかれれば、孤独感を持ちますし、叫んで暴れている時に近寄れば攻撃されて怪我をすることもあります。放っておいているように見えながら必ず、どうするのか見ていることが必要です。 あまりの苦しさに自殺衝動に走る人もいますので、危険なものは隠すなどの方法を取ったりする必要があることもあります。 でも、不安障害は病気ではありますが、きちんと善悪の分かるものであり、いわゆる一般的にいう狂っている状態ではありません。ですからきちんとした話は理解できます。きちんと話すこと、話を聞いてあげること、静かに見守る事、発作時に薬や袋のあるところが分かっている事、守ってあげることが家族や側にいる人間に出来ることです。
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